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イスラエルって危ないの?現地から日本人がお答えします。

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テルアビブ 夜景

旧誓約書の聖地で、ユダヤ教・イスラム教・キリスト教が混在する世界で唯一の国イスラエル。「中東のシリコンバレー」とも呼ばれ、IT産業の発達も著しい技術大国イスラエル。そんな歴史的にもビジネス的にも興味深い国が、日本メディアの作為的な情報発信により、「ミサイル飛んでるんじゃないの?」、「テロ怖い…」などというマイナスのイメージが強い日本人が多いことが、一年間在住した私は非常に残念だったため、今回この記事を書くことにしました。また私の会社で運営しているメディア”Israel Startup Channel”もご覧いただき少しでも多くの人が読んだ後に、「出張や旅行で行ってみようかな」と思って頂けることを願っています。

興味はあるし行ってみたいけど、イスラエルにビザは必要なの?

まず、日本人が単に旅行をする際は、事前にビザを取る必要はありません。入国の際に最大90日間の滞在ができる無査証ビザが発行されます。ビジネスミーティングや旅行をするだけであればこちらのビザで問題ないです。
それ以上に長期でどっぷりイスラエルに浸りたいという方のために、そのほかのビザについてもご紹介します。

1.移民ビザ(Immigration visa)
ユダヤ人として移住する際に与えられるビザ。
ユダヤ人であるための条件は、「ユダヤ人はユダヤ人の母親から生まれた人、あるいはユダヤ教に改宗した人であり、他の宗教のメンバーではない」ことです。

2.学生ビザ(A/2 Student visa)
イスラエルで初等・中等・高等学校、大学のような学術機関などにおいて学習する者に与えられるビザ。期間は最大1年で、失効ごとに更新する必要がある。また学生ビザでは労働は許可されていません。
申請には以下のものが必要になります。
・申請するビザの失効日より半年以上有効なパスポート
・署名入りの申請書
・証明写真2枚
・認可を得ているイスラエル側の大学の受け入れ承認
・申請金額5400円(郵送希望の場合+600円)

3.就労ビザ(B/1 Work visa)
就労ビザの取得にはまず、イスラエル内務省 (Israel Ministry of Interior) と現地会社の間で手続きが必要となります。
内務省からの許可が下りると駐日イスラエル大使館領事部に連絡が入り、以下の書類を大使館に直接持っていくか郵送で送れば、ビザの発行手続きが進みます。
学生ビザでは労働ができないため、学生でもイスラエルで働いてみたいという方は、大変ですが、このビザを取るのが一番の近道になるでしょう。
現地法人に直接連絡して契約するか、外務省の外交領事活動支援に応募するのもいいでしょう。
また現地で起業したいという方向けに12の企業が受け皿となっているので、こちらも参考にしてみてください。
ビザの申請に必要なものは以下です。
・申請するビザの失効日より半年以上有効なパスポート        
・イスラエル入国ビザ申請用紙 
・勤務先からの在職証明書 (英語又は日本語)   
・3ヶ月以内に発行された医療機関からの健康診断書
・半年以内に発行された犯罪経歴証明書 (問い合わせれば大使館から警察署へ宛てた犯罪経歴証明書発行願いを出してくれるようだ。)
・指紋採取と顔写真撮影の同意書
・証明写真2枚           

4.カップルビザ
日本人で取ることができる可能性があるのは主にA/2学生ビザかB/1就労ビザですが、最後に裏技のカップルビザというものを紹介します。
実際にカップルビザというものは存在しないのですが、イスラエル人の彼氏や彼女がいれば結婚していなくても労働ビザが降りるという制度です。ちなみにこの彼氏、彼女というのは男性同士、女性同士でも構いません。さすがイスラエル、その辺りは寛容です。
本気でイスラエルに腰を据えて暮らしてみたいという人は、彼氏彼女を見つけるのもありかもしれませんね。
ただし手紙やemailのやりとりなどかなり慎重に2人の関係をみられるので、申請には本気で恋をしていることが条件になります。

他にも種類はあるので気になった方は以下のHPから調べてみてください。また必要書類もこのHPからダウンロードできます。

在日イスラエル大使館HP:http://embassies.gov.il/tokyo/ConsularServices/Pages/documents-download.aspx
イスラエル外務省HP:http://mfa.gov.il/MFA/ConsularServices/Pages/Visas.aspx

中東って聞くと危険なイメージだけど、安心して暮らせるの?

ビジネスの中心となっているテルアビブ周辺はかなり平和で、テロや殺人事件はもちろん、スリや恐喝などと言った事件も全くと言っていいほどありません。筆者もテルアビブに住んでいますが、そのような事件に出会ったことは一切ないですし、長く住んでいる人からそのような事件があったということも聞いたことがないです。それどころかビジネス街のすぐ近くにはビーチがあり、週末にはみんなそこでくつろいでいます。

Tel Aviv上空写真

引用元:http://yebisupress.dac.co.jp/

ただしもちろん危険な地域やタイミングはあります。首都のエルサレムではその歴史的背景から宗教的な闘争が起こることも。7月14日にはアラブ系イスラエル人がイスラエル人警察官を銃撃し2人が死亡1人が負傷、イスラエル警察が旧市街地を封鎖するという事件がありました。しかし、封鎖が解除されしばらくした後に筆者がエルサレムに足を運んだ際、旧市街地は雰囲気も含め平和そのものでした。このような事件に一般人が巻き込まれることは少なく、事前に情報を収集してタイミングを間違えなければ全く問題ありません。その危険性は、例えば日本で大きな地震に巻き込まれ被害を受けると言ったような確率と比べてもかなり低いと言えます。
情報収集については、外務省が「たびレジというサービスで安全に関する情報をメールで配信しているので、事前に登録しておくと良いでしょう。

入国・審査ってスムーズにいくものなの?気をつけるべきことって?

入国審査の厳しさは人によってかなり異なりますが、テロへの警戒のためか他国と比べて厳しいものであることは間違いないです。特に他のイスラム教諸国のスタンプが押されたパスポートを持っていると厳しさが倍増するようなので、そのような国に行かれる方は「No Stamp」と伝えると良いでしょう。筆者が入国審査を受けた際は、パスポートにはそのようなスタンプはなかったため比較的簡単なものではありましたが、目的は何か、どのくらい滞在するのか、どこに滞在するのかなどの基本的な質問のほか、準備してきたおおよその資金の額を聞かれ、その額でどうやってその期間滞在するのかという余計な心配までされました。

イスラエル入国審査

引用元:http://worldtraveling.hatenablog.com/entry/israelvisa

また基準はわかりませんが、パスポートにスタンプがなくてもかなり厳しい審査になることもよくあることのようです。私の聞いた話では、ビジネスで出張にきていた某商社マンの方は、大した理由もなく別室に呼ばれ3時間ほど拘束されたようです。出張など時間のずらせない用事で来られる方はかなり時間の余裕を持って来られることを強くお勧めします。

最後に

日本にいた時、イスラエルに行きたいと周囲に伝えた時は必ずと言っていいほど「えっ、イスラエル行くの?」「絶対やめたほうがいいでしょ、危ないよね?」と言った返答が帰ってきました。もちろん親にも反対されました。しかしその反対を押し切りこちらに来てみれば拍子抜けするほどテルアビブは住みやすい街です。テロはもちろん犯罪も少ないし、クラブやビーチなど遊ぶ場所にも困りません。たった一つ不満をあげるとするなら物価です。野菜や肉などは自国でそのほとんどを生産しているため市場などで安く買えますが、家賃やレストランでの食事代はかなり高く、東京の都心部と変わらないくらいです。なので決して学生にとって優しい街とは言えないかもしれません。
ただ、こちらの人は皆目が活き活きしてます。スタートアップで働く人はもちろん、ただのファストフードのおじさんだって、常に自分のやっていることを楽しんでいるのが伝わって来ます。何かそう言ったエネルギーをもらいたい人は、是非一度イスラエルに来てみてください。

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